(2014年5月30日)品質管理研究所
品質保証は、品質部門だけがやればよい仕事でしょうか。
品質部門は、あれやこれやと品質の施策を考えて、取り組むばかりではなく、
各部門の品質目標設定をサポートして、
伴走するランナーやコーチのような役割をはたすことができているでしょうか。

目標は、誰かに設定されるよりも、自発的に設定したほうが、より達成する意欲もわくものです。
品質保証は、全ての部門のメンバーが、
仕事の中で、大切にしていかなければならない基本ですね。
今回は、会社のさまざまな部門が、明確な目標をもって、
品質を高めていくためのツールとして活用できる「品質改善計画書」をご紹介いたします。

お仕事で品質問題に悩まされ、どのような方法で品質改善を実施していけばよいか、
お悩みの方は、「品質改善計画書」を活用してみてはいかがでしょうか?
■ 品質改善計画書 のダウンロードは、こちらからご自由にどうぞ!


内容を記載した簡単な例もいれていますので、使い方は、簡単です!
品質問題を解決するために、何をやめて、何を始めることができますか?
頭の中で考えていることを具体的な計画として、書き出してみてください。
品質目標を設定し、責任者を設定して、チームをつくり、
品質活動の実施状況を毎月確認していくことで、継続的に改善を進めていきます。
目標はできるだけ数値でわかりやすい目標を設定し、進捗率で「見える管理」をしていきます。
改善内容は、品質会議で、経営層にも毎月報告を行い、フィードバックをうけて、
品質改善の大切な機会にすることも改善活動を停滞させないポイントのひとつですね。
実務上、計画・実績の報告が負担にならないように、
品質改善計画書を細かくしすぎないような形式にすることも大切です。
報告書に時間がさかれ、実務で品質改善すべき時間が確保できなければ、本末転倒ですね。
あくまで改善計画書は、管理するための道具、道具は使って、活用するものですね。
以上、今回は、簡単につかえて、やさしい品質改善計画書をご紹介いたしました。
みなさんのお仕事で使いやすいように、どんどんアレンジしてご活用いただければ幸いです。
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