2014年02月08日

工場監査の段取りとは?

工場監査の段取りとは?
(2014年2月8日) 品質管理研究所 

工場監査は、ごく限られた時間の中で、
どのように姿勢で生産や検査をしているかを現場でお客さまにお伝えして、
ものづくりの品質について、信頼・安心していただくための大切な機会です。


工場監査の準備


工場監査では、特に、お客さまに製品と一緒に提出する出荷検査成績書に記載された
製品品質をチェックするための検査項目を監査時に確認することが多いのではないでしょうか。


工場では、日頃から社内の品質部門がお客様に代わって、
第三者的にきびしく自己チェックできていることをきちんと説明することが求められます。
出荷検査では、さまざまな検査項目を確認しますが、検査前に前処理が必要で、
長い時間待ってから、検査することが必要な特性項目もあるものです。

そこで、限られた時間の中で、出荷検査をお客様にみて理解していただくために
どのような工夫をすればよいでしょうか。


わずかな時間で、料理の作り方をわかりやすく教えてくれる
50年以上も続く長寿お料理番組「キューピーの3分クッキング」を思いうかべてみましょう。

工場監査の下準備

野菜の前処理をして、火にかけて、煮込んで、・・・・さまざまな手順がありますが、
長く時間のかかる手順では、あらかじめ途中まで処理した調理後の料理を
事前に用意しておき、あっというまにおいしい料理が一品できあがってしまいます。

なべで数十分の時間煮込んで待っていると、時間がかかりすぎるので
あらかじめ事前にしこんでいたお鍋をとりだし、その後の工程をどんどんと説明していきます。
短時間で材料の加工方法や料理のポイントを丁寧に教えてくれる説明は、実に見事です。


工場監査でも、検査測定の前処理で、加熱などで時間がかかるような作業をともなう場合には
あらかじめ、最終の検査作業をお見せできるように準備しておくと、
短時間の中で、要点をおさえて説明ができ、たいへん理解しやすくお客様に喜んでいただけます。


監査の前に、事前の段取りを行い、説明のシミュレーションができているでしょうか。

監査時の出荷検査に限らず、品質書類の確認の場合でも、
事前に想定される記録や書類をあつめてすぐに出せるように準備することができます。
追加で要望される関連書類も想定して、監査場所に並べて、準備しておくこともできるでしょう。

お互いの貴重な時間を大切にするためにも、
濃縮した監査になるように、どのような下準備をするかは、工夫次第です。


お客さまの期待以上のことを実現しようとする姿勢が仕事をより楽しくします。

あたりまえのことを、あたり前にやるだけではなく、
期待を上回るスピードや対応で実施することを心がければ、
いまよりも、もっとお客様の工場監査も、仕事も楽しくなるのではないでしょうか。


お客様に提供する製品やサービスの品質を高める中で、
自分自身の仕事の品質も、より高めて、改善していきたいものですね。


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posted by かおる at 17:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 工場監査
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