2013年06月28日

5Sチェックシートとは?

5Sチェックシートとは?
(2013年6月28日)品質管理研究所


5Sとは、仕事の基本となる 整理、整頓、清掃、清潔、躾です。

この5つの日本語の頭文字をとって、
『Seri、Seiton、Seisou、Seiketsu、Sitsuke』で5Sといわれ、
日本から、世界の工場へとその考えが広まっています。


今回は、現場でこの5Sをチェックするために活用される
『5Sチェックシート』のフォーマットと『5Sパトロール改善報告書』のフォーマットを
無料でダウンロードできるようにしましたので、
うまくアレンジして、お仕事にご活用いただければ幸いです。



(1)5Sチェックシートとは?
まずは、5Sチェックシートからどうぞ!

■ 5Sチェックシート テンプレート

5Sチェックシート テンプレート


※『5Sチェックシート(エクセルとPDF)』のフォーマットのダウンロードはこちらからどうぞ!

■ 5Sチェックシートフォーマット (EXCEL ver)

ひらめき5Sチェックシート(EXCEL)

■ 5S チェックシートフォーマット (PDF ver)

ひらめき5Sチェックシート(PDF)


以下で、5Sチェックシートの簡単な使い方について紹介します。


(2)5Sのチェック項目とは?

5Sのチェック項目は、整理、整頓、清掃、清潔、躾の5分類で、
各10項目の質問事項を設定していますので、全部で50項目のチェック項目からなります。

チェック内容は、どのような製品やサービスを取り扱うかによって、
うまくアレンジしてご活用いただければ幸いです。


(3) 5Sの3段階の評価方法とは?

5Sのチェック項目の評価方法は、3段階の基準で、シンプルに評価します。

 ◎2点:他の企業のお手本となる高いレベル 
 〇1点:問題なく、実施できているレベル
 × 0点:さらに改善が必要なレベル

50項目×2点満点=合計100点になるように設定しています。

評価で2点となる「◎他の企業のお手本となる高いレベル」に当てはまることで、
満点の評価なので、厳しくチェックするチェックシートになっていますので、
現場の改善を促すために、うまくご活用いただければ、幸いです。


(4)5Sチェックシートの3つの特徴とは?
@チェックだけでなく、改善を!
5S活動におけるパトロールでの大切な点は、現場の問題点を指摘するだけでなく、

その問題点を実際に改善して、昨日より今日、
そして、今日より明日の現場を少しでも良くしていくことです。


現場で確認された改善指摘項目を明確にして、
改善日や改善期限と改善内容をを5Sチェックシートに追記して、
改善を進めるツールとして活用していくことが大切です。

A経営者も厳しいチェックを!
5Sは、仕事の基本であり、だれもがすぐにできることだからこそ、
経営者自らかがその状況をしっかりと理解して、率先して改善を進めることが大切です。

そこで、社内で実施されたパトロールの結果や改善の状況は、
経営者にきちんと伝え、コメントを記載いただくようなフォーマットにしています。


品質に力をいれいる優れた経営者は、現場に足を運び、
自らが5Sパトロールを実施し、自分の目で現場を見ることをかかしません。

定期的に経営者自らが5Sや安全や品質といった観点から、
トップ自主監査を実施している企業もあるほどです。

経営トップが関わる5S活動にうまく発展させていきましょう。


B改善報告書で改善マインドの醸成を!
5S活動は、現場の改善を継続的に実施していくことが何より大切です。

チェックシートを単なる採点表にするのではなく、
改善活動にうまく役立てらることがもとめられます。

そこで、『5Sパトロール改善報告書』のフォーマットも下記から、
無料でダウンロードできるようにしています。

指摘事項に対する改善をしっかりとおこない、フォローアップしていきましょう。

■ 5Sパトロール 改善報告書 テンプレート

5Sパトロール改善報告書

※『5Sパトロール改善報告書(エクセル、PDF)』フォーマットのダウンロードはこちらからどうぞ!

■ 5Sパトロール改善報告書 フォーマット (EXCEL ver)

ひらめき5Sパトロール 改善報告書 フォーマット(EXCEL)


■ 5Sパトロール改善報告書 フォーマット (PDF ver)

ひらめき5Sパトロール 改善報告書 フォーマット(PDF)


改善指摘事項とその改善内容については、
できるだけ現場の写真をとって、改善前後の状態をわかりやすく表現説明することが大切です


改善報告書として、写真をつけて報告することで、
現場の改善掲示板などにも掲示して、改善事例を共有できますので、
現場の改善をさらに促していくことにもつながります。


経営者がコメントを書いて、掲示することでさらに、その注目度もあがるでしょう。

多くの企業では、食堂や休憩室、喫煙ルーム、工場の通路などを活用して、
このような改善活動を掲示して、社員の品質マインドをうまく醸成しています。

改善する意欲を高めるためにも、単なるチェックの記録としてだけではなく、
改善ツールとして、うまく5Sチェックシートと改善報告書を活用頂ければうれしく思います。


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posted by かおる at 18:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 5S
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