2013年06月26日

工場監査員の役割とは?

工場監査員の役割とは? -品質管理研究所-


工場監査は、企業の中のごく限られたメンバーが
実施する特殊な品質管理業務のひとつです。


工場監査では、工場のしくみや製造現場で品質管理上のさまざまな問題点をみつけます。

さまざまな工場を訪問したことがある工場監査員は、
良い工場も、悪い工場もたくさん見ることで、多くのことにすぐに気がつくようになります。

しかし、工場監査員は、品質問題やその問題の原因を見つけるだけで、
満足してはいけません。



第三者の工場監査員が取引先に訪れる意味とはなんでしょうか。
工場監査のあとに、品質不良率が変化するきっかけとなっているでしょうか。
工場監査員が、取引先に対して、どんな良い影響をあたえられているでしょうか。
再度、監査にきてもらいたいと思われるような魅力的な工場監査になっているでしょうか。


工場監査と経営


工場監査では、工場をわずかな限られた時間でしかみることができません。

ベテランの優秀な工場監査員さんほど、工場のものづくりの実際の現場で、
自分の目には見えていないたくさんの問題があることを自覚しているのではないでしょうか。

本当に大切なことは、現場で汗を流している内部の社員が、一番良く知っているものです。
工場監査員は、監査時にその現場の声をひきだす努力をしなければなりません。


経営者が、本当に耳をかたむけ、必死にメモをとるのは、
監査員の声ではなく、現場ではたらく社員さんたちの生きた声です。


監査員が問題点を指摘するよりも、
社員の声は、その何倍もの威力があるのではないでしょうか。

日頃、直接、経営者とはなす機会が不足している現場のメンバーから、
どんなところに問題があるか、どんな風に会社をしたいか、製造現場での課題は何か、
率直な意見や経営者への感謝のことば、さまざまな思いが伝わるでしょう。

監査では、監査員が話すことばを極力へらして、
工場監査員が第三者的な立場で、このような現場の声をききだすことで、
日頃、対話しにくい経営者さんと社員の関係をときほぐすことができます。


工場監査員の役割

「品質のかなめ」である経営者に、
現場の社員自らが現場の声を直接伝え、経営者がうけいれることで、

工場が抱える問題が再認識され、
改善していくための前向きな雰囲気がうまれてくるものです。


工場監査員は、自分で、何かを問題点をみつけて指摘して、
未然に問題を防ぐことに躍起になってしまいがちです。

しかし、その多くの問題点は、すでに現場のメンバーが気づいていることも多いものです。

現場のメンバーが、気づいていながら、問題を改善ができない理由、
そこには、自発的な品質改善をうながすためのヒントが隠れているのではないでしょうか。



以上、場をつくる工場監査員の大切な役割について、ご紹介しました。

製品が、日々進化するように、工場監査員みずからも進化して、
よりよい工場監査のあり方について、考えていきたいものですね。



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posted by かおる at 22:39| Comment(4) | TrackBack(0) | 工場監査
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