2012年08月20日

設備メーター管理の7つの基本とは?

設備メーター管理の7つの基本とは? -品質管理研究所-


品質の高い製品を安定してうみだすためには、
製品を生み出す機械(Machine)をいつも正しい状態で管理することが求められます。


設備管理とカウンセリング

ひとの健康管理のように、健康な状態を維持できるように、
設備の健康管理も日常的な取り組みがかかせないものです。


今回は、機械の状態を数値で定量的に把握する
「設備メーターの管理」について考えてみましょう。


製造する製品に応じた設備パラメーターの設定値が検証されていることはもちろん、

その結果として、確認できる圧力、流量、速度、温度、寸法などの各種管理指標が
適正な基準範囲内におさまることを日常点検によるチェックで確認するのが基本です。

設備の具合が悪くなる前に、メンテナンスを図り、改善することが求められます。

設備管理と品質改善

この設備メーターの管理は、当たり前のことのように思えますが、
工場監査をすると、以外にも出来ていない場合が多いものです。

設備管理の基本であるメーターの管理について、

下記の7つの質問がすべてクリアされているか、
あらためて、現場の設備を再確認するきっかけになればうれしくおもいます。


<設備メーター管理 7つの基本>
@設備の設定値の妥当性が、検証されていますか。
 (なぜ、その設定なのか、その根拠を理解した上で設定がされていることが大切です。)

A設備の設定値を確認できるメーター(実測値)がついていますか。
 (設定値は正しくても、機械の調子に左右されるため、その結果を確認することが大切です。)

B実測された特性値の判定基準が明確になっていますか。
 (基準がなければ判定できず、記録だけでは管理ができません。)

C設備点検用チェックシートに合否判定基準が明確になり、数値を記入し、判定欄がありますか。
 (点検シートでどのメーターと対応しているか、Noをつけて識別しておくことも大切です。)

Dメーターに判定基準範囲に印をつけて、すぐに現場で見て判定できるようにしていますか。
 (上下限の基準を明確にして、基準内か基準外か判定できるようにしましょう。)

E定期的にチェックするタイミングが明確になっていますか。
 (始業時、シフト交代時、一定時間毎、緊急停止時、メンテ時など)

F基準から外れた場合の対処の方法が明確になっていますか。
 (外れている場合になにをすればよいかまで明確にしましょう。)


特に多くの企業に共通して、もれがあるのが、
設備メーターへの判定基準の印をつける『見える化』です。


設定に対する実測値の上限値と下限値を明確にして、
その印をわかりやすく表示することが、簡単で効力のある方法です。


工程パトロールなどで、通りがかったときにすぐに確認することもできます。
新人さんでも、迷わず判断できます。

費用をかけずに、すぐにできる改善ですので、
設備管理を強化する上で、ぜひ取り組んでいただきたい内容のひとつです。

このような小さな設備管理の強化を徹底していくことは、

使用する設備の変化に気づき、
品質のばらつきをおさえた製品づくりの基本となるのではないでしょうか。




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posted by かおる at 07:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 設備管理
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