2011年05月20日

品質検査員の検査ばらつきとは?

品質検査員の検査ばらつきとは? - 品質管理研究所 -


製品の顔ともいうべき外観品質

見た目の印象が、
その製品全体の品質として、うけとめられやすいことから、
シビアに管理しなければならいない大切なポイント
のひとつです。

そんな外観品質をチェックするのが、外観目視検査ですね。

もし、外観目視検査でばらつきがあれば、
製品の外観品位を維持できませんので、

安定した品質検査ができるように、
ばらつき要因のMan(検査員)を鍛える必要があります。

品質管理と目視検査

そのためには、検査員教育を実施するための現状把握として
「検査実績」を定量的に把握することが、大切です。

検査員の力量は、検査時の不良の検出力を
複数の検査員で比較することで確認することができます。

複数の検査員で、製造条件の同じ製品を検査し、
検査員別の不良検出率(不良率)を算出すると、
意外と大きなばらつきがあることに気づくことでしょう。

不良をあまり検出していない検査員がいれば、

ほんとうに見逃しなく確認できているか、
検査基準の認識ズレが生じていないか、
など、検査の検出力が維持できていることを
検査員ごとに検証していく必要があります。

だれが、どれだけ、どんな不良を検出したかがわかるような
記録をとることはもちろん、

小さい製品でかさばらない場合は、
不良棚を用意して、担当者別の写真をはって、見える化をはかり、
検査員達自らが、その差異にお互い気づけるような仕組みをつくる取り組みもおすすめです

だれかに注意されるよりも、自分で気づくと
よりモチベーション高く仕事ができるはずです。
そんな気づきの仕掛けをもりこんだ現場づくりを心がけたいものです。

製品をする検査ではなく、検査員を検査するために
抜き打ち検査を定期的に実施している企業もあります。

わたしが、サプライヤーさんの

工場監査をさせていただくときには、
いじわる試験として、

前工程でわざと製品に印をつけて、きちんと
見逃さずに検査できているかを確認することもあります。

品質管理と目視検査


形だけの検査になっていないか、

本当に役立つ検査になっているかを検査員に注目して
改めてみなおすきっかけになればうれしい限りです。


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posted by かおる at 20:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 品質検査
この記事へのコメント
かおるさん、こんばんは。

最近、製造不良が流出してしまい
対応・対策で頭を悩ませています。

とっても単純なミスほど
対策が難しいのですね(涙)

単純に検査を増やすとか
検査員を増やすとかではなく
もっと別の発想で考えなくては・・・。


製造のメンバーと話し合い
より良い対策が取れるように
頭をフル回転させてみます。


先日、無事に工場監査を終えました。
なかなか好印象だったようで良かったです。


次の課題は「データ」です。
監査員の方に
「月間の不良率はどうですか?」
「どのような工程で不具合が多いですか?」
など質問されてしまい答えられなくて・・・。


不良の統計などが全然できていないので
これから統計について勉強をしていかなくては(汗)
Posted by みず at 2011年05月22日 22:37
みずさん、こんばんは。

品質管理研究所 かおるです。


みずさんも無事に工場監査終えられたのですね。
好印象のようで、なんだか「ほっ」としますね。

わたしも、外部監査がありましたが、
指摘事項もなく、無事おわりました。


監査では、第三者の新鮮な目線での
アドバイス事項が、大変参考になりますよね。

みずさんが、
お感じになられた「データ」の重要性については、
多くの企業でも課題となっている大切なポイントです。

現場で「データ」は、取得しているものの、
集計して、分析して、現場にフィードバックするという
「データの活用」にまで至っていない場合が多いように思います。

まずは、

今ある現場の記録をあつめて、
集計しなおしてみるのが、よいかもしれませんね。

もし、そこで足りないデータがあれば、
あらためて現場のデータの取り方を見直し、

精度の高い情報を集め、現状分析すれば、
きっと好奇心をくすぐる情報が出てくるはずです!

Posted by 品質管理研究所 かおる at 2011年05月23日 19:34
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