2011年05月15日

海外現地部材の品質指導とは?

商社を通じた海外部材の品質指導とは? -品質管理研究所-


日本では、海外の部材を購入するために
商社さんを通じて、購入する場合が多くみられます。

日本の商社さんは、取引可能な海外現地部材を調査し、
期待される海外企業にいち早く目をつけて、積極的に投資し、
資本参画することで、販売権を獲得している場合があります。

地域独占的な販売権があるような場合、
商社さんを介した取引が必要な場合もあり、
様々な形で日本の多くのものづくり企業がお世話になっているでしょう。

商社と品質改善

商社さんは、本業として、
QCDのうち、Cost(コスト)Delivery(数量・納期)については、

顧客からの要望を、海外現地サプライヤーに的確に伝え、
関係性を構築し、ビジネスがスムーズにすすむように支援をする役割を果たしてくれます。

いっぽう、実際にモノを作るのは、サプライヤーさんです。

そのため、ものづくりのQuality(品質)に対しては、
十分なアフターサポート対応が、できていない場合もあります。

特に、海外の若い新興企業に投資して、
取引実績がすくない企業を紹介されるような場合には、
品質面がおろそかになっていることがありますので注意が必要です。

買い付けをする商社自身が、サプライヤーから購入する製品や部品に対して、
十分に品質を見極めることができればよいのですが、

実際には、ものづくりを行う組織や製品の品質の良し悪しを判断し、
自ら、品質指導する組織体制まで構築していないことが多いのではないでしょうか。

そのため、ひとたび品質問題がおきれば、すべてサプライヤーまかせになって、
サプライヤーからいわれたことを鵜呑みにして、
顧客にそのまま回答せざるをえなくなります。


ひらめき商社を介した取引の際には、商社としての付加価値は、

単なる納期や数量の連絡情報やお金のやり取りをする役割だけではなく、
商社の立場で、品質を指導する責任があることをしっかり認識してもらうことが欠かせません。


品質問題が発生したときには、現地の商社さんの駐在員が、直接工場へ足を運び、
問題と対策を現物確認して、対策効果のチェックするだけでも、抑止力となります。

商社の担当者さんに現場で立会い生産、立会い検査をするなど
サプライヤーの改善状況をつぶさに観察して、報告いただくこともできるでしょう。


ものづくりにこだわりをもつ商社さんのなかには、
品質指導を図る独自の社内部門をもっている場合もあります。

そんな商社さんでは、大手トップメーカーで品質を専門にしていた
エキスパート社員を中途採用するなどして、有能な品質人材を確保しています。

もし、商社自身で品質指導ができないのであれば、
外部専門機関を活用して、サプライヤーの品質指導をすることもできるでしょう。

「モノをうるときに、責任をもって販売する」

そのために、「品質に対する責任をもつ」
ということを商社さんにしっかり自覚してもらい、品質を確保することが求められます。

ものづくりをするサプライヤーさんの品質指導だけでなく、
取引に関わる商社さん自身の品質マインドも高めて、品質を向上させていきたいものです。


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posted by かおる at 18:28| Comment(0) | TrackBack(0) | グローバル品質
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