2011年04月02日

ピンチはチャンス?工場監査!

ピンチはチャンス?工場監査!
(2011年4月1日) 品質管理研究所

現在、工場監査人として、
さまざまなものづくりの工場に訪問させていただき、

人間でいえば、病気やけがのような品質問題を
患者さんである企業さんに直接会って、診断し、
一緒に改善する仕事をさせていただいています。

工場監査を通じて、
多くの経営者クラスの方々や現場力のある方々
と直接お話をさせていただき、

経営やものづくりに対する姿勢・考えに触れる機会に恵まれ、
たいへん幸せな環境で仕事をさせていただいていますひらめき


そんな幸せな環境で学ばせていただいたことを
何かひとつでも、みなさんと共有できればと思っています。


今回は、『工場監査を受ける際の心構え』についてご紹介します。


多くの企業では、品質工場監査をうけるとなると、
何かできていないことを指摘されるのではないか、
あら捜しをされるのではないかを恐れ、身構えてしまいます。

失敗すれば取引ができなくなる可能性をはらんでいると思えば
やはり企業のいい面を見せたいと思うのは、当然かもしれません。

しかし、どうでしょうか、


これから共に道を歩んでいくパートナーが本来の姿を隠して、
取引を開始し、実は本来とは違う実態だったとしたら。

そんなことがあとから明らかになったときの落胆ほど大きいものはありませんね。


ですから、工場監査では、工場のありのままの実際の姿を見せていただくのが
監査をする側、受ける側にとって、お互い幸せなことではないでしょうか。

工場監査

会社を本質的によくするために、
事前に改善をおこなっていただくことは、とてもうれしいことです。

しかし、監査に合格することが目的化して、目先の繕いをすることは、
長期的にみて、お互いにとって、けっして望むべきことではありません。

目先の繕いは、企業の隠蔽的な組織体質を生み、
組織で働く人たちのやる気さえも、そいでしまうことにつながります。

監査で合格するメリットよりも企業としての大切な価値観を
そこねてしまうデメリットのほうが大きいのではないでしょうか。

現場のことをよく理解している優れた経営者さんは、
工場監査をうけるとなれば、その監査をピンチではなく、
会社の改善の機会、チャンスとして前向きにとらえています。

『工場(向上)監査』を積極的に活用して、この機会に工場をよりいっそう改善しよう!
という発想をもたれています。

本来は、取引を開始する際など、これから取引開始後に
おこる可能性のある問題を未然に共有し、大きな問題になる前に
共に品質改善を図る良い機会のはずです。

監査は、ピンチではなく、チャンスととらえる発想をもっていただければ、
監査に対するわずかな意識の違いだけで、
監査をうまく活用して役立てることができるのではないかと思います。

監査を受ける立場で大切なことは、
日頃の工場の姿よりも、よく見せようとすることではありませんね。

問題の全くない工場などみたことがありません。
あるのなら、ぜひお手本にさせていただきたいくらいですよね。

問題があって当然なのです。

ただ、問題に対して、目をふせるのか、
それともその問題を認識し、正面からとりくむのか
その問題に対して、どう考動するかの違いだけです。

今、不足していることをなげくよりも、
今後、どうやってその課題をうめることができるのか、どうしたらよいのか
必死に考えて応えてることこそが、望まれることです。

お客さまの目線にたって、妥協しないでとりくむこと、
問題があればすぐに改善する前向きな姿勢を貫くことです。

そのような小さな積み重ねが、
社員や組織にとっての大きな成長につながるのではないでしょうかひらめき

工場監査 つながり

監査をうける立場で、
心配になっておられるあなたの心のささえになれば幸いですひらめき


【関連記事】
工場監査とは、向上監査!
工場監査の役割とは?
品質管理研究所サイトマップ
posted by かおる at 12:32| Comment(2) | TrackBack(0) | 工場監査
この記事へのコメント
こんばんは、かおるさん。
名前がQA課代になっているのは「後工程はお客様」を参照して下さい。

さて、工場監査に関してはいつも受ける側を経験しています。
確かに監査があるとどうしても構えてしまいます。
かおるさんの言う通り、改善のチャンスという意味で監査を逆に利用するというのは「なるほどなぁ」と思います。
次回、監査を受けるときは「改善のチャンス」という心構えで臨みます。
不合格にならない程度に・・・。
Posted by QA課代 at 2011年04月05日 00:31
QA課代さま

工場監査となれば、
構えてしまうのは当然ですよね。

むずかしい質問がきたら、

『大人の事情で答えられません。』

というくらいの心の余裕があれば
いいのですが、なかなかそうもいきませんね(笑)。




Posted by 品質管理研究所 かおる at 2011年04月06日 00:57
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/44103887

この記事へのトラックバック