2011年03月21日

製品長期信頼性の鍵!7つのポイントとは?

信頼性の7つのポイント -品質管理研究所-


信頼性の高い製品を継続してつくるためには、
シンプルであること、基本原則を守ることが大切です。

グローバルな場で、顧客の求めるものの多様化など、
変化の多い環境に柔軟に対応しつつ、

どのように信頼性を確保していけばよいのか考えてみましょう。

信頼性7つのポイント

具体的にどのようなことに注意すればよいのか
『信頼性の7つのポイント』をご紹介します。


■ 信頼性の7つのポイントひらめき

(1)信頼性の目標と達成計画が明確である。
@信頼性目標、保証期間が明確である。
(お客様で使用される条件や環境も明確である。)
A設計コンセプトに信頼性目標があり、開発計画が明確である。
B関連部門の設計開発と信頼性活動を同時並行で行う計画である。

(2)シンプルな組織である。
@プロジェクトの責任者が明確で、権限がある。
A部門の責任が明確で、部門間の連携がとれる。
B社外の窓口が明確であり、情報共有が、円滑に図られる。

(3)シンプルな設計、加工、工程である。
@部品点数がすくない、接点がすくない。
A加工を考慮したシンプルな設計である。
B加工工数がすくない、加工工程が単純。
Cばらつきの多い人手による加工がすくない。

(4)実績のある取引先、工場、部品、技術をつかう。
@過去実績のある取引先、工場で製造する。
A過去市場で安定した実績のある部品をつかう。
(各種加速試験に合格≠市場での安定した実績ではない)
B過去実績のある技術を活用する。
C変化点があれば、重点的に管理する。(DRBFMなど) 

(5)想定される故障が明確で、対策が実施されている。
@故障モードに対して、未然対策を行う。(FMEAなど)
A過去の失敗した経験やノウハウを反映している。
B実用試験、信頼性試験(加速試験、限界試験など)を実施している。
C規格に加え、安全率をかけた厳しい自社基準の安全設計をしている。
D想定を越える使用(不注意、誤使用)を認識したフールプルーフ設計である。
E想定を超える長期間の使用を認識した設計や検証がなされている。
F安全(人命)に影響する部分の冗長設計がなされている。

(6)きめられた手順を守り、安易な変更をしない。
@適切なデザインレビューの手順をふむ。
A製造工程できめられた作業手順をつくり、徹底する。(Method)
B作業する人員を教育し、固定する。(Man)
C製造設備を固定し、設備点検を徹底する。(Machine)
D指定された同じ部材、副資材を使用する。(Material)
E測定方法を明確にし、固定する。(Measurement)
F作業環境(温度、湿度、照度、大気、など)を基準を設定し、維持する。(Environment)
G品質に影響を与える5M1Eを変更せず、維持する。
  
(7)量産初期の品質を改善し、維持する。
@初期流動確認による工程、製品スペックのばらつきの把握と改善。
A量産第一ロットのエージング試験(実使用条件で負荷の大きい試験)による課題抽出と改善。
B量産品のバーンイン試験(実使用条件の試験)による部品のスクリーニング(排除)の実施。
C量産品のバーンイン試験(実使用条件の試験)による製品のデバッキング(修正)の実施。
D量産品の定期的な信頼性試験の実施。
E市場初期不良の現物回収、設計、製造へのフィードバックの実施。
F部品の納入品品質評価と品質改善の実施(定例品質会議の実施)。



ひらめきなにか少しでもご参考になれば幸いです!

 
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posted by かおる at 18:38| Comment(3) | TrackBack(0) | 長期信頼性
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