2010年11月12日

良い部品は良いパートナーから!

良い部品は良いパートナーから! -品質管理研究所-


 製品が納入されたとき、ごくまれに不良品が納入されることがあります。

 きちんと品質管理された多くの企業での納入時の品質不良率は、百万個に数個といったppmレベル程度です。自動車のように人の命に関わるような製品の場合など、さらに厳しい品質管理をされています。

自動車と品質管理

 品質を大切にしてきた日本企業では、品質不良ゼロを企業の目標に掲げている企業も多くみられます。それは、戦後の焼け野原から、ものづくりを通じて、品質を高めることで成長し、品質を損なうことが企業の信頼や成長を損なうことを肌身で感じているからかもしれません。


しかし、海外のサプライヤーさんでは、この日本的な

『品質不良を絶対にださない』

という強い意志がたりないとおもわれる企業も多くみられます。

素晴らしい品質思想をもつ企業ももちろんありますが…。


残念な海外のサプライヤーさんでは、
不良をお客様に納入することは悪いことだともちろん認識はされていますが、

『不良は、代納品で補えば、すまされる』

という安易な発想をもっていることも多く、
購入する立場では、ぜひとも注意してほしいところです。

そんな残念な企業も最初は、なかなかみぬくことができません。


それは、取引開始前の試作・量産試作サンプルは、

最高の一品『チャンピォンサンプル』をだしてくる可能性が高いからです。

売り手側からすれば、採用してもらうために良い製品を提出するのは当然かもしれません。
買い手側からすれば、最高品を評価すれば、こんなに良い製品が入ってくるのであれば、取引して問題ないとおもってしまいます。

 しかし、いざ取引がはじまり、量産になると、最初に評価したものと違う、不良品の多い製品群が納入されることが発生します。パートナーである企業を疑うことは適切ではりませんが、適切なパートナーを選ぶ目を養うことは、非常に重要です。

 そんなパートナーを見抜けなかった買い手にも責任がありますので、新規の取引先となる場合は特に注意してほしいところです。新規取引先の採用時に多面的に企業調査を行いますが、限られた書類情報だけでは十分に見えてこない、ものづくりの思想や品質の意識を製品を通じて見抜くように注意する必要があります。


 味見(試作)に味見(試作)を重ねて、
いざ本番(量産)をたべる(つくる)ときに毒(不良品)がはいっているようなものです…。


 そのような残念なサプライヤーさんでは、対策を求めても、返答はおそく、妥当性のある是正対策や再発防止対策もなかなかでてきません。

 回答も、改善前後の定量的な評価結果がなく、

『こんなことをしました、あんなこともしました』

といった定性的な事実を説明するにとどまる傾向にあります。

『 So What?(だから何?) 』といいたくなりますね。


そんな企業と取引が継続することになると、お互いの成長はのぞめませんので、他のサプライヤーさんと良い関係を築くほうがはやいかもしれません。

いったん不良がすぐに解決しないとあきらめて、おまけのようにはじめから不良分の数%を通常納入品に加えて、多く納入する企業もあるようですので、パートナー選ぶ際には、品質思想のあったパートナーと取引できるように注意しましょう。


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posted by かおる at 07:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 部材品質
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