2010年10月24日

識別管理とは、色別管理?

識別管理とは、色別管理? 〜品質管理研究所


品質を管理するためには、管理基準を設定し、
その基準に基づき製造工程を管理することが必要です。

製造している中では、仕掛品、良品、不良品、などさまざまな状態の製品がうまれます。
このさまざまな状態の製品の管理が大切なことはいうまでもありません。

そのために必要な管理が、識別管理です。

識別管理は、その製品がどんな状態のものか、
仮に何もしらない第三者がみてもすぐわかる状態に管理しておくことです。



工程をパトロールして、これ何?とおもうような製品がころがっていては、
きちんとした識別管理ができてないことになりますので、注意が必要ですね。

識別は、名札をつくり、製品の状態を記載し、
置き場をきめて管理することだけでは十分ではありません。

視覚的にすぐわかるように、色別、つまり色による管理をして、
感覚的に理解できるようにしておくことが大切です。

海外の工程作業者が、製造する場合の言語の壁も、
この色による認識があれば間違いを未然に防ぐこともできます。

信号機では、歩行者と自動車の安全を確保するために3色でわかりやすくしていますね。

赤、青、黄の3色で色別管理し、赤は止まれ、青はわたれ、黄は注意ですね。
同じように、製造工程でも色で管理すれば、管理が容易になります。

では、いったい製造工程では何をすればよいでしょうか。

識別管理と品質管理


@統一した社内の色ルールの設定 
『不良品』は赤、仕掛品は黄、『良品』は青、など表示色を設定すること。

日本の場合は、先天的な色覚異常として、
赤系統や緑系統の色の識別に困難が生じる人が多いといわれています。

日本人では男性の4.50%、女性の0.165%が先天赤緑色覚異常(wiki)ということで、自分で見えている色が、
必ず他の人も同じように見えているとは限らないことは注意しておくべきです。

日本人のAB型は約10%といわれていますので、
その半分程度の数の日本人が色覚異常をもっているということになりますので、
色別ルールは補助的手段として、併用することが望ましいといえるでしょう。


A色ルールの現場での活用
『不良品』表示を行ったうえで、その表示やおき場所を赤色で囲って、
視覚的に色別を行います。同様に、『仕掛品』『良品』との識別を明確に行いましょう。


小さい製品であれば、赤色にしたクリアケースの中に不良品をいれると
工程での不良を簡単に識別できます。


ふたの一部に切り込みをいれて、
投入口をつくり不良品が間違って、とりだされないようにする工夫もGoodですね。

さらに、不良品に対して、改善アクションへむすびつけるために、
不良モードごとにカウントできるように不良モード別の置き場を設定しておくことも大切です。

傾向的な連続的不良が発生している場合、
前工程へすぐにフィードバックしてその場で改善を施すことが大切です。

また、昼休憩などの時間の切り替わり、連続的不良に対して作業をとめたときなど、
不良品が、良品の中にまぎれこむことが発生しやすい傾向にあります。


通常作業時にはおきにくい問題も変化点は、
注意が別のところにいき、ミスが発生しやすくなります。

ですから、作業をとめたとき、黄色の仕掛品の置き場にかならずおくとか、
ひとつの作業をおえてから休憩に入るなど、作業の終始、中断のルールづくりが大切ですね。


 色による識別は、単に良品や不良品といった、製品の状態を区別するだけにとどまりません。
作業者と検査員の識別、業務習熟度の識別など、働く人の意識やモチベーションを高めるためにも
活用できますので、工夫して、色を活用してみてくださいねひらめき



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posted by かおる at 11:04| Comment(5) | TrackBack(0) | 品質管理
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