2012年03月20日

品質目標は、健康のバロメータ?

品質目標は、健康のバロメータ? -品質管理研究所-


4月は、多くの企業にとって、スタートの月です。


品質目標の設定

新しい1年の始まりには、
これまでの実績を振り返り、新たな品質目標を設定します。


品質目標は、企業の健康状態を表すバロメータです。


■ かぜをひいて熱をはかるときをおもいだしてみましょう。

わたしたちは、かぜをひくと、
おでこに手をあて、熱がないかを確認します。

自分の手のぬくもりによって感じ方がかわるため、
他人のおでこにも手をあてて比べます。

体温計で測定し、
37℃、38℃、39℃といった体温から、
体調の良し悪しを日頃の体温と比較することもあるでしょう。

健康管理と品質目標

他にも、具体的な健康指標には、

・体温、血圧、体重、体脂肪率といったすぐにわかる指標
・コレステロールや白血球や赤血球など、血液検査による分析によりわかる指標

など、さまざまなものがあります。


日頃の状況を振り返り、どんな指標で、どんな値と比べて、
どのような値であれば、健康な状態といえるでしょうか。

そして、どのような健康状態になりたいでしょうか。



品質目標(健康指標)を明確にして、
品質管理(健康管理)をしていくことは、

日頃、わたし達が実施している健康管理そのものではないでしょうか。


企業においても、企業の健康状態(品質状況)を把握し、
問題を早期に発見して、手当てをしていくことが求められます。

実務では、手当てというより、健康をくずさないように、

日頃から、運動をしたり、食事に注意したり、
問題を未然に防ぐアクションをいかにできるかがポイントになるのではないでしょうか。


企業の経営理念・経営ビジョン、そして、品質方針にそった品質目標を導入し、

より高い品質の製品やサービスをうみだすしかけをいかに作るか、
よりやさしく考え、わかりやすく伝えるきっかけになれば、うれしく思います!



【関連記事】
品質目標とは?
納入部材の品質目標とは?
歩留まり改善とは?
Fコストとは?
品質月間とは?

posted by かおる at 14:34| Comment(2) | TrackBack(0) | 品質目標

2012年03月15日

目視検査環境の作り方とは?

目視検査環境の作り方とは? - 品質管理研究所 -


五感を活かした目視による外観検査(Visual inspection)では、
不良の「見逃し」や「見誤り」が発生します。

問題が発生するたびに
検査者のミスという理由で、
再教育徹底をはかり、問題を片付けてはいないでしょうか。


「見逃し」や「見誤り」を防ぐためには、
検査者が検査しやすい適切な目視検査の環境をきちんと整備することが求められます。


検査の対象物が、
金属光沢があるような場合、

外観検査と検査環境


検査の対象物が
ガラスのように透明な場合、

目視検査と検査環境


検査の対象物が
床のように表面が滑らかな場合、

外観検査と不良防止


特に検査対象物に映り込む周囲のモノや光が、
検査者を惑わしていることを理解しなければなりません。



■ 血漿分画製剤を作る日本製薬株式会社さんの
外観検査の検査環境の良い実例をみてみましょう。



<製品特徴>
日本製薬株式会社さんで製造する血漿分画製剤は、
赤十字などで献血した血液から造られる製剤で、
一般の医薬品よりも厳しい品質、安全管理が求められる製品です。

薬事法による国のサンプリングによる第三者の検定があるような製品で、
その自主品質管理体制も自ずと厳しくなります。


<外観検査環境写真>
まずは、日本製薬株式会社さんのHPで紹介されています
下記の「外観目視検査」の写真を、ご覧ください。


■ 製造された中間製品、そして、瓶、ゴム栓、キャップなどの目視検査ひらめき


<外観検査環境の特徴>
 写真から下記のような管理環境がうかびあがります。

・検査環境を黒い暗幕で囲い、周りの色が映りこまないような検査環境です。
・直接、目には光が当たらず、手もとだけ光があたるように暗幕を下げているのも特徴的です。
・作業者の作業着の色が映りこむことがないように白で統一されています。
 手袋も、もちろん白色で、検査対象となる白色物を見るために徹底されています。


上記の検査環境を理解するために、

検査の対象物と背景色の重要性を理解するおもしろい実験をしてみましょう。


下記の左右の黒■と白□の大きな四角の中にある
灰色の小さな四角を画面から少しはなれて、ご覧ください。


外観検査と検査環境(錯視)


2つの左右の小さな四角の色の色はどちらが濃いでしょうか。

左の大きい黒い四角■の中にある灰色の四角(左)が明るく、
右の大きい白い四角□の中にある灰色の四角(右)が、左の灰色の四角よりも
濃く、暗く、見えたのではないでしょうか。

実際には、中央の小さい灰色の四角は、左右同じ色です。
現実に違うのは、背景の色が、白色か黒色かという違いだけなのです。



色は、人間の視覚システム上、
背景の色の状態など、環境により変化して見えることがあります。

もし、このような人間の目の機能を知らずに、

検査環境の背景を適切に設定できていないまま検査すると
誤って見逃すリスクが高まることになります。


検査の見逃しや見誤りが発生した場合は、
検査者の個人の責任にするのではなく、

目視検査者と責任

検査の対象物の表面への光の映りこみや目の機能をきちんと理解し、

適切な検査環境づくりができているか、
見直すべきことがないかを考えてみることが大切ですね。



【関連記事】
外観検査の役割 5つの「みる」とは?
「外観検査」は、脳でみる?!
外観検査に適切な照度とは?
限度見本は、官能検査のかなめ?
限度見本の承認ラベルの作り方とは?
品質不良と検査時間
検査員は、だれがなる?
品質検査員の検査ばらつきとは?
実務で使える抜取検査とは?
ドットゲージの入手方法とは?
検査で品質は上がらない!?
posted by かおる at 07:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 品質検査

2012年03月13日

線路の検査ドクターイエローとは?

線路の検査ドクターイエローとは? -品質管理研究所-


わたしたちの楽しいたびを演出する新幹線。

東京-大阪間
あっという間の移動です。

ドクターイエローと検査

私たちを安全にそして、快適に、
目的地までとどけるために、
線路を見張っている検査車があります。

黄色いボディの特殊な新幹線ドクターイエローです。

なんと、270km/hという速度で、線路状態をセンサーで検測できるそうです。


下記では、新幹線の走行中にでもペンを立たせるくらいの振動を抑えるような管理を
目差した取り組みが紹介されていますので、ぜひ、ご覧ください!

■ 1本のペンを立たせるチャレンジ 

 ※日本機械保線株式会社 HP より

ものづくりで扱う設備も、
線路と同じように消耗します。

線路で1mmのズレをきづかって、
補修しているように

ものづくりの設備管理でも、
ごく小さなところに品質を維持するポイントがかくれています。

安定した品質を生み出し、

お客様に喜んでもらうためには、
日夜、見えない努力がかかせませんね。



【関連記事】
品質保証部は、ゴールキーパー?
生産設備の体調管理とは?

posted by かおる at 07:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 品質管理 事例

2012年03月11日

品質会議とは?

品質会議とは? -品質管理研究所-


品質会議は、多くの企業で実践されていますが、
はたして、実のある会議になっているでしょうか。

品質会議による問題解決と情報共有

スポーツの世界では、現場の情報共有は、勝敗をかける重要なポイントです。

企業においては、どうでしょうか。

経営者の顔色を伺うような
形式的な品質会議になってはいないでしょうか。

お客さんの満足度を高めるために、
品質会議をどのように活用すればよいでしょうか。

5W1Hの切り口で、『品質会議』とは何か、考えてみましょう。


(1)WHY  〜なぜ、品質会議をひらくのか?

品質会議は、品質情報を共有し、品質改善を図るためのひとつの「手段」です。

品質会議とチームワーク

なぜ、品質会議を開く必要があるのでしょうか。


@問題解決
品質問題が発生したときに、お客様のために、迅速に対応するためには、
単一部門だけでなく、関連部門の知恵と協力が欠かせません。

経営者や部門責任者が集まり、経営上の大きな問題に対して、
具体的なアクションを迅速にとるためには、品質会議を通じて集まり、
お互いの考えや対応者を明確にすることが、改善への近道となります。

品質会議で、部門横断で横串をさして取り組むような改善や
投資が必要な大きな改善などを迅速に図ることができれば、

出続ける損失が抑制され、結果として、
経営上の収支も改善することにつながります。

A情報共有
自社の品質に対する考えを社内で共有し、
また、現状の自社の品質情報を正しく理解するために
品質会議により関連部門と情報を共有し、
記録にも残して、情報を蓄積していくことが大切です。

発生した問題に対する対応や取り組みを「組織の経験」として、
蓄えて、品質を高めていくことが大切です。

『Aさんに聞けば、あの品質問題はわかるはず。』
『Bさんに聞けば、原因は知っているはずだよ。』など、

ヒトに依存しすぎた仕事の仕方にならないような情報共有を図りたいものですね。

品質会議と三現主義


(2)WHEN 〜いつ品質会議を実施しますか?

@計画的な品質会議
ISO9001(品質マネジメントシステム)を取得している企業の多くでは、
定期的に品質会議が実施され、品質状況がフォローアップされています。

PDCAの改善のサイクルをまわし、継続的に品質を維持向上していくために、
品質会議を計画的に実施していくことも大切です。

例えば、月例の品質会議という形であれば、経営者層が確実に参加できるように

「毎月の第1週の木曜日」「毎週水曜日の午後13時から」というように、
具体的に日時を設定しておくとスムーズに開催できまるでしょう。

品質会議では、経営上の大きな品質問題を浮き彫りにし、共有するために
社内の経営者層が参加できる条件を整えておくことが大切です。


A緊急的な品質会議
市場や工程で重大な品質上の問題が発生した場合には、
緊急的に品質会議をひらき、問題解決を図る必要があります。

現場の品質会議

突発的に発生した品質問題に対して、柔軟に対応するためには、
実務では、現場のことを理解した実務責任者を集めて、
迅速に品質会議を実施することも求められます。



(3)WHO 〜だれが品質会議に参加しますか?

品質会議は、だれが参加すれば、効果的な改善が進むでしょうか。

@経営者
品質会議には、経営責任を持つ経営者に参加していただくことが大切です。

ただし、経営者がみこしに担ぎ上げらるように、
品質会議という報告会に出席しているだけでは、品質の改善にはならないでしょう。

品質会議と経営者

経営者が、経営数値と直結する品質について、
お客様や工場の生きた情報を正しく理解し、経営判断することが必要です。

ISO9001では、Management Review(マネジメントレビュー)という形で、

品質のマネジメントシステムがうまく機能していることを確認するために
品質方針に基づく品質目標とその進捗状況を確認し、
継続的な改善が図られていることを確認することが求められます。

当然、品質がよいのか、悪いのか、
何が改善ポイントで、どんな取り組みをしているのか
経営者自らが、自分のことばで、『過去』と『現状』と『将来』の3段階で
経営品質状況を語れないようでは、話になりませんね。


品質会議では、良い情報だけでなく、悪い情報をより多く、そして、
その改善が迅速にできるように鮮度の良い情報が共有化されなければなりません。

改善の状況によって、
トップダウンで、現場で不足している資源(人、もの、お金)を見極め、
資源を配分していくことが求められます。


経営者の品質に対するこのようなトップダウンのアプローチが、

企業としての品質に対する考え方につながり、
製品やサービスの品質を良くも悪くもしていくきっかけになることを
経営者自身が、認識することが求められるのではないでしょうか。


経営者が、品質に対する意識が薄いと感じられる場合は、
ライバル企業の状況と自社の状況をベンチマークとして比較したり、

第三者外部機関によるランキングなどの指標を活用するなど
競争意識を喚起して、社内の品質意識を高めていく取り組みも大切となります。

内部の品質メンバーに品質向上を訴えられるよりも、客観性のある事実から、
自ら理解して、必要性に気づく機会を提供することが大切ですね。



A品質部門
品質部門は、品質会議の主催者です。

品質会議の召集から、品質会議資料のとりまとめ、
品質会議の当日の進行、議事録などの記録と回覧、
といった品質会議運営上の基本業務を担っています。

品質会議の運営上の目的は、

品質を継続的に改善し、お客様を幸せにすることであり、
資料をうまく作ることでも、問題なく品質会議を終わらせることでもありません。


品質部門は、現在抱えている品質問題を明確にし、
その是正・予防のフォローアップを促す大切な役割を担っています。

品質会議の準備にも時間がかかりますが、本来の目的からはずれずに、
効率のよい運営ができるような工夫も大切です。

B関連部門
品質会議は、もちろん、品質保証・品質管理部門だけが参加する会議ではありません。

品質改善は、企画、設計、生産、調達といった
製品を生み出すプロセスの中で行われるものであり、

企画、技術、生産、購買などの関連部門の責任者が、品質会議に参加し、
各部門に展開された品質目標に対する具体的な進捗状況を
積極的に説明することが求められます。


品質会議とチームワーク

会社を上げて、品質を高めるために、

部門横断的に関係者をまきこんで、協力して改善することが求められるため、

お互いの課題を共有し、仕事がしやすくなるよう、
品質会議の場を活用することが求められるのではないでしょうか。

C第三者
事業部制の組織体系を持つ大企業であれば、
本社で全社の品質を統括するメンバーがより客観的な目線で
アドバイスができるオブザーバーのような役割で参加することもあります。

全社の品質情報共有し、異なる視点からの改善アプローチを図るためにも大切です。

また、契約している外部のコンサルタントさんなどを招いて、品質会議の内容に対して、
アドバイスや講評をもらうことで、引き締まった品質会議にすることもできます。

特に中小企業メーカーさんなどでは、いつも関係者同士が身近で顔を合わせており、
コミュニケーションが豊富であるため、日頃の馴れ合いで、
品質会議がきちんとできていないこともあります。

第三者の人材をいれることで、品質会議のやり方を見直し、
会議自体を引き締めて、改善の手段として、品質会議のやり方を工夫することも重要です。

品質会議と参加者

費用をかけずに行う場合は、納入先の外注管理者などに
来ていただき、特定の製品品質に関する品質会議という形で
現場確認とあわせて、報告会をするということもおすすめです。

D協力会社・取引先
協力会社さんの加工委託や外注品などで、定例的に品質会議を行う場合は、
協力会社さんが主体となり品質会議を開催します。

社内の管理部門や技術・品質部門などが参加し、
協力会社さんの工場長や生産責任者や品質責任者などの
主要メンバーを集めて、実施することが求められます。



(4)WHERE 〜どこで品質会議を実施していますか?

@社内品質会議
品質会議は、複数の拠点の関係者が集まり、実施する場合があります。
TV会議システムなどで連携することは、もちろん効率的で経費削減につながります。

品質会議と効率性

一方、品質会議の後に、現場確認を行うために、

複数の拠点がある場合、

今月は、A拠点で開催、来月は、B拠点で開催、再来月はC拠点で開催というように、
場所をローテーションしながら、現場の工場に行って、実施することも大切です。


現場にいかないとわからない情報こそ価値があり、そんな情報を経営者が理解することが、
ものづくりの現場では、大切ではないでしょうか。


A社外品質会議
社外品質会議では、協力会社さんに来て頂き、自社の会議室で品質会議を
実施することも大切ですが、複数拠点にまたがる@社内品質会議の場合と同様に、

協力会社さんの現地工場に行って、会議の後、具体的に現場で改善の話をすすめる
ことができるように、会議場所をローテーションさせる仕組みもおすすめです。

品質会議とチームワーク


(5)WHAT 〜なにを品質会議で議論しますか?

品質会議では、何を議論し、品質をどのように向上させればよいでしょうか。


@経営者からの言葉
経営状況や品質に対する考えや方向性について、品質会議を通じて、社員に教育し、
経営者としての考えを社員に理解してもらうことが大切です。

A品質目標と実績
各部門に展開された品質目標と毎月の実施対応状況を確認し、
品質の継続した改善を図ることが大切です。

A‐1 市場品質目標と実績
・営業部門やCS部門を通じて集計された市場のお客様の品質状況の確認
 お客様からのフィードバック状況(市場不良発生率、クレーム受信内容)など

品質問題とクレーム

・市場の声として、不良率という悪い情報だけでなく、良い情報も含め取引先に対して、
 CS(顧客満足)アンケートをとって、各種質問項目で評点していただき、
 お客様の声と満足度を理解することも大切です。(情報は、自らで取りに行く)
・市場のお客様のクレームに対する具体的な対応と製品改善への対応状況の確認
・新たに発生した品質問題の確認と過去の問題に対する是正・予防状況の確認

A-2 工程品質目標と実績
・自社で生産している製品の工程品質状況(直行率、歩留り、不良率)と改善対応の確認

 例)歩留りや直行率の時系列表、ヒストグラムで表された品質特性分布、
   工程内管理特性の時系列分布、工程能力指数Cpk、

・工程不良のパレート図による不良比率の確認と改善対応の確認
・各製品別の問題・課題点と対応の確認       など

A-3 部材品質目標と実績
・社外で生産されている部品や部材の納入品質状況の確認と改善対応の確認
 
B内部監査・外部監査の報告
・社内の内部監査と社外の監査(ISO9001取得、継続審査、取引先様からの監査)の
 実施計画(Plan)、実施状況(Do)、問題点との確認(Check)、改善対応(Action)

C前回の品質会議の残課題事項のフォローアップ
・前回の監査で残したフォローアップをきちんと行うことが大切です。

D品質に影響を及ぼす国際規格や国内法令等の変更確認
・RoHS対応、Reach規制、IEC規格、UL規格等の変更などの社外規格の変更に伴い、
 品質上影響を及ぼすような項目がないか日頃からウォッチし、変化に対して、
 早期に対応できることが、新たな製品が市場で売れるチャンスにも繋がります。


E品質改善のための提案
・問題が起きたことに対して、受身で対応するだけが、品質改善ではありません。

 問題を未然に防ぐために、
 新たにどのようなことをすべきかを提案していく場を設けることも大切です。


品質不良と改善提案

F今回の品質会議の課題事項の明確化
・品質会議の中では、課題に対して、だれが、いつまでに、どのような体制で実施するのか
 問題解決を妨げる障害があれば、それをみなの知恵を結集して、取り払うことが必要です。

 
(6)How 〜どのような品質会議を実施していますか?

@品質会議の雰囲気
品質会議では、重大な問題に対して、厳しいことばがとびかうことがあります。

しかし、問題が発生したことに対する個人の責任追及の場となってしまうと、
問題を報告しにくい会議体となりますので、個人攻撃することなく、

次のすばやい改善を図るために、だれが、何を、いつまでにすべきか、
みなの知恵を出し合し、協力体制をつくるような前向きな会議にしていきたいものです。


品質会議とチームワーク

問題が起こってしまった場合、起こったことは事実として受け止め、反省し、

現状のお客様に対して、何ができるのか、二度と同じ問題を再発させないように、
どう改善すればよいのかを迅速に図ることが求められるのではないでしょうか。


A品質会議とおやつ
ヨーロッパの企業には、会議室に、
コーヒーや甘いお菓子を置いて、場を和ませているところもあります。


日本の企業では、仕事モードで、緊迫した感じがありますが、
海外では会議によりリラックスして、
参加できる環境づくりにも注意をはらっているのかもしれませんね。

お菓子があれば、甘いものに誘われて、
厳しい会議にも参加しやすくなるかもしれません。

気分をかえて、品質会議をしたいとき、
おやつと飲み物を用意して、会議をしてみたり、
会議をする場づくりにも気を配ってみてもよいのではないでしょうか。



今回は、『品質会議』について、ご紹介しましたが、
みなさまの仕事のヒントになることがあればうれしく思います。


【関連記事】
品質目標とは?
納入部材の品質目標とは?
歩留まり改善とは?
Fコストとは?
工程能力指数Cpkとは?
原因不明の不良問題を解決するには?
品質不良改善シートとは?
納入品質改善計画・実績報告書とは?
War roomとは?
posted by かおる at 18:09| Comment(2) | TrackBack(0) | 品質会議

2012年03月05日

品質管理研究所サイトマップ

品質管理研究所サイトマップ
(2012年3月5日)品質管理研究所

品質管理研究所のサイトマップですひらめき

みなさまからのあたたかいメールや
記事へのコメントありがとうございます!

これからも実務で役に立つようなお話をご紹介できれば幸いです!



(1)品質管理研究所について
@品質管理研究室について

(2)品質の歴史
@知られざる品質管理の歴史
A日本製品の品質の高さの秘密とは?

(3)品質の思想
@お客様はだれですか?
A『ものづくり』は、『料理づくり』と同じ?
B良い部品は良いパートナーから!
C虫歯と品質不良の関係?
D動画で学べる『品質思想』〜飯塚教授
E後工程はお客様!
F「工程で品質をつくりこむ」とは?
G「鳥の目」「虫の目」「魚の目」

(4)品質保証
@『品質保証の仕組みづくり』
A品質契約って?なに?
Bトレーサビリティの確保は大丈夫?
C何をする?SCM!
D発想の転換?グローバル品質!
E品質保証部は、ゴールキーパー?
F品質のドミノ倒し
Gいつお客さんに会いましたか?

(5)品質管理
@『品質管理の体系的学習について』
A識別管理とは、色別管理?
B節目管理は、記念日管理?
C『QC工程表』って何?
DQC工程表の作り方とは?
E何をかく?QC工程表!
F品質管理は納入部材から?!
G作業標準書とは!?
H部材保管管理 15の基本とは?
I納入部材の品質不良、改善方法とは?
J商社を通じた海外部材の品質指導とは?
Kディズニーランドに学ぶ変化点管理
L逆転の発想の輸送梱包とは?
M品質確保にかかせない「引き継ぎ」とは?
N歩留まりのリカバリー「4R」とは?
O「食」の品質管理とは?
P就活から学ぶ部材品質管理とは?
Q員数管理とは?
R16事例で学ぶ!梱包不良
S生産設備の体調管理とは?

(6)品質改善
@品質改善の思考法 『PDCAサイクル』
Aやってはいけない『3S』とは?
B製品は、わが子と同じ?!
C改善4原則「ECRS」とは?
D品質目標とは?
EWar roomとは?
F歩留まり改善とは?
GFコストとは?
H品質月間とは?
I不良品をわざとつくるとは?
J納入部材の品質目標とは?
K原因不明の不良問題を解決するには?
L品質不良改善シートとは?
M納入品質改善計画・実績報告書とは?
Nストレス-ストレングスモデルとは?

(7)品質教育
@品質教育はだれにすべき?
A品質は口が三つ?
B11月は、品質祭り?
Cスキルマップとは?
Dスキルマップの作り方とは?
E作業手順書の作り方とは?

(8)QC7つ道具
@QC7つ道具〜品質管理ツール
A重点指向のパレート図!
B管理図とは?
Cドラッカーに学ぶ『管理』とは?
Dチェックシートの落とし穴
Eパレート図の作り方とは?

(9)新QC7つ道具
@新QC7つ道具とは?

(10)FMEA
@FMEA による未然防止とは?
A動画で学ぶFMEA!
B工程FMEAとは?
C DRBFMのやり方とは?

(11)工程能力指数Cpk
@工程能力指数Cpkとは?
A動画で学ぶ工程能力指数Cpk

(12)5S
@ものづくりの基本の『5S』とは?
A具体的な『5S活動』とは?
B動画で学べる『5S』!
Ce-Learningで学ぶ『5S』

(13)検査
@検査で品質は上がらない!?
A検査員は、だれがなる?
B限度見本は、官能検査のかなめ?
C外観検査に適切な照度とは?
D試験データはうそをつく?
E品質不良と検査時間
F品質検査員の検査ばらつきとは?
G「外観検査」は、脳でみる?!
H実務で使える抜取検査とは?
Iドットゲージの入手方法とは?
J限度見本の承認ラベルの作り方とは?
K外観検査の役割 5つの「みる」とは?

(14)品質不良
@冬はご注意!大敵、静電気!
A動画で学べる『静電気』!
B動画で学べる『粉塵』

(15)長期信頼性
@素性が大切!?信頼性試験サンプル!
A信頼性の鍵は?繋ぎ目!
B信頼性の7つのポイント
C「現物」でみる?信頼性試験結果!

(16)品質管理者ツール
@品質管理者が知っておきたいフリーソフトR

(17)工場監査
@工場監査とは、向上監査!
Aピンチはチャンス?工場監査!
B工場監査の役割とは?
C工場監査のやりがい

(18)監査のたび
@ドイツハイデルベルグ
Aベトナム ホーチミン
B中国 深圳
C中国 上海・無錫
D韓国 釜山
E中国 錦州
F中国 寧波・南京

(19)品質資格
@ソフトウェア品質技術者資格とは?
A品質管理検定(QC検定)とは?

(20) 寄稿
@品質管理とクリーン化

posted by かおる at 19:00| Comment(0) | TrackBack(0) | サイトマップ